最近の蜜柑お嬢様は、なんでも “あかちゃんワールド” 独立国構想を固めていらっしゃるようだ。
どうやら空港というか、JALやANAのような “あかちゃんエアライン” という会社もあるらしい。
リビングには馬車というか猫車というか、猫ソリが設置され、ロープウェイを建設中のようである。
さらに相当前の話だけれども、お宿 “灰ねずみ” という宿泊施設を構想なさった。今回はこれも取り入れるお考えのようである。
なかなか良く出来ていると感心したので、メニュー冊子を紹介させて頂くことにする。
まずは表紙と裏表紙である。大型付箋紙がA7サイズなので、さらにそれよりも一回り小さいサイズになる。
なぜか、いきなり6ページ目に飛んでいる。切り取り跡があるので、何かを削除したらしい。
紅シャケとかミカンとか、お馴染みのメニューが登場する。
こちらはご飯セット。父親の好物であるサバが入っているのは、さすがに親を良く見ているかと思う。
肉じゃがセットや鳥団子セットというメニューから、何となく我が家のメニューが分かってしまうのが興味深い。
刺身がSashimiでなくてSasimiなのが残念だが、小学校四年生よりも以前に作成したものであることを考えると賞賛すべきだろうか。
弁当にもかなり個人的な好みが反映されているようだ。「たぴおか村の温泉水」という飲み物には、少々興味をそそられる。
温泉の紹介。”たぴお川” でなくて、”たぴおか川” ですかな。川の源泉というあたりが惜しいが、某所の温泉の解説文を記憶頼りに再生したようで、「パイプで引いて」などは相当秀逸であるように思える。
これは宿内の案内図のようだ。5部屋もあるとは、そこそこの規模のようだ。それにしても、よくこんな小さな冊子に描けたものだと感心する。
どうやら温泉は、地下1Fに設置されているようだ。食事付きセットもあるとのこと。
泊りは随分とお安いらしい。温泉は300円なのだけれども、選択可能で200円となっているあたりが興味深い。
チェックイン時間とチェックアウト時間が紹介されている。一般客と日帰り客を分けているあたりが興味深い。
空気清浄機まで貸出対象となっている点が興味深い。そういえば数年前に宿泊したホテルでは、希望に応じて加湿器を貸し出ししていた。
どうやらこのお宿は国内飲食店とは異なり、米国のように食べ残しを持ち帰ることができるようだ。
そういえば米国ではドギーバッグという持ち帰り用の紙箱を貰えると教えたような記憶があるが、もしかしたら覚えていたのだろうか。(いや、実家でタッパーを使って持ち帰ったことがあったか)
いずれにせよ、細かい心配りである。
さてこういう冊子を作ってしまう蜜柑お嬢様なので、もしモレスキンのエクストラ・スモール版(2.5 x 4インチ)の手帳をお渡ししてみたら、どんなことになるか少々興味があるところである。
ちなみに冒頭画像はポケットサイズである。見ての通り、A6サイズ弱(3.5 x 5.5インチ)である。これだと余裕でいろんなことを書き込んでしまうのではないかと想像している。
(それにしてもB6サイズの紙を破いているけれども、ヒツジ執事は購入した心当たりが全くなかったりする。どこで調達した?)